351日と羽化前夜

ひとつ歳をとるまえに

あの素晴らしい春をもう一度

アンダルシアで出会えたら、ってすごく好きな作品があって、グラナダ旅行しておいて(しておくというのも変な表現だけど)よかったなあと思う。さっき日替わり壁紙でマラガが出てきて思った。思い出した。いつもなにかしらの記憶を引き出してくる壁紙。

ちょっと前までの自分史上旅行ピークの時期は、観光地に赴くたびにガイドブックにあるようなぽっと出の偉人名とか戦いの名前とかをその場を楽しむ限りのスパイスにして知った気になってた、浸ってたけど、そういった点としてのたのしみでなく、もっと線的な、帯的な楽しみ方をしたいなあと最近は思います。ながい歴史とかもっと知りたい。誰かのためとかでなく自分のためだけに楽しみながら知りたい。

そうなのよね、威張るとか並び立つとかのためでなく、ただ自分がたのしいから知りたい、っていう気持ちを本当に大切にしたいし、しなきゃいけないと思うし、それが苦しみをやわらげる唯一の在り方ではなかろうかと思うのでした。